2007年10月03日

電子申請利用率0.28% ってなんなんですか?

という記事が地元新聞にあった。

電子申請とは、県や市町の行政手続きや公共施設の予約をネットから行えるものである。
県が職員採用試験申し込みや競争入札の参加資格審査などの40種類、市町は乳幼児医療費助成や児童手当など50種類が対象だそうだ。

正直、こんなサイトがあるとは知らなかった。

利用率が低いということは、まず、一般に周知されていない。周知のためには、少なくとも、福井県のTOPページにバナーぐらいあってもいいといいと思うが、それも無い。あるのは、民間企業のバナー。。。たぶん、掲載費をもらっているのだろう。って、そんなことしてる場合か?>福井県

驚くべきことに、この電子申請のシステムの設計や今後5年間の運用経費約6億6000万円かかるそうだ。これ、全て税金である。

利用率が0.28%しかないサービスに、これだけの経費をかける必要があるのだろうか?

5年間で6億ということは、平均すると、月1,000万円。
いったい、どこにそんなお金が必要なんだ?と言いたくなる。

今後、簡素化や周知に努めるそうだが、かなり簡素化しないと、周知されたとしても誰も使わないのではないか?

電子申請の中には2種類あって、予めID登録をして利用するものと、ID登録をしてなくても利用できるものがある。

ID登録をしなくてもいいものは、手続きの流れとして、PDFの申請書をダウンロードして必要事項を記入し、各団体窓口まで持参する必要がある。結局、窓口に行かないといけないじゃないか。自宅からパソコンを使って便利に!なんていうキャッチにはほど遠い。。。

ID登録をしなければ利用できないもの。実際にID登録をして使ったことがないので、憶測ですが、こっちはたぶん、パソコン上で申請が可能なのでしょう。
でも、ちょっと考えてみよう。そもそも、ID登録するには、必要書類をダウンロードして、免許証のコピーなどを添えて郵送する必要がある。
一般の家庭は、年に数回市役所に行くか行かないかでしょう。そのために、いちいちID登録までして利用するだろうか?窓口なら記入で分からない点があっても、その場で聞ける。市役所に出向く回数や便利度を考えると、私なら、市役所に行く。

職員採用試験申し込みも出来るそうだが、そんなの人生において何回あります??

今年の3月1日からの4ヶ月の利用状況が0.28%。県は簡素化や周知強化をするらしいが、今のままでは、6億円かける意味はあるんだろうか?
これをもって、住民サービスとは言えないと思う。6億かけて5年間でどれだけよくなるのか?6億かけるメリットが住民にあるのか?いささか疑問だ。

そもそも行政は縦割り。最近、婚姻と転居が1回の手続きで完了するなんて言う記事を新聞で見つけたことがありますが、そんなのはほんの一部で、例えば、子供が産まれたとかで市役所に行くと、いろんな窓口をハシゴしなければならない。窓口で「次はどこに行ったらいいんでしょう?」と聞きながら。

そもそも、一般の人はどういう手続きをしたらいいかさえもわかってないんです。知ってるのは、市役所のその部署の方だけなんです。

まずは、そういうナビゲーション的なことから必要なのではないか?

(話はそれるが病院でも同じことが言える。お腹が痛い・・・となった時、どの診療科にいけばいいのか?内科?消化器科?)

福井市のホームページを見ても、そういったナビゲーション的なページは無い。
行政サービスとしていろんなサービスをやっているのだが、その切り口が「行政側」なのです。「住民側」になっていない。

会社を辞めた。独立して仕事をする。年金はどういう手続きをすればいいのか?

と思い、「年金」をクリックしたら、「保険年金課の案内」のページが出てくる。そこには、制度的な内容が羅列してあるだけで、自分(住民)が何をしないといけないのか?ということは、そこから、読み取らなければならない。

このあたりは、見る側(利用者=住民)にたった、作りじゃないなぁと思う。
だから、お役所なんだなぁと思う。

話がそれてしまいましたが、電子申請にしても、仮に6億をかけてもそれが必要ならば、もっと、見る側になった便利なシステムであって欲しい。
それが出来ないのなら、電子申請は無用の長物だと思う。しいては、税金の無駄遣いでしょう。

2007年10月03日 11:21 | あんなサイト・こんなサイト


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